わかよ・・つねならむ

<<わ>>
すていしをわすれなぐさといしのした
捨て石を 勿忘草と 石の下

『ワスレナグサ/勿忘草』 わすれなぐさ

花言葉

「私を忘れないで」「誠の愛」「真実の友情」
   青:「真実の愛」
   ピンク:「真実の友情」
   白:「私を忘れないで」

※ 捨て石: 意識して相手に取らせる石。

 石を捨てることによって、それ以上の効果を得ようとする手段です。

左図において黒番の時、黒Aの右に打って黒石2子を連れ戻すのではなく、黒Bと打ってわざと4子にし(捨て石)、白にD1に打たせ黒4子を打ちあげさせます。

※ 石の下: 意図的に相手に石を取らせて空いた交点に着手する手筋のこと。

4子取られた後で再び黒が、黒Bに打つと白5子は『アタリ』!となり、取ることが出来ます。 特にこの黒Bは「取られた跡のキリ」なので「アトギリ(跡切り)」と呼ばれます。

<<か>>
がーべらをいちりんさしだすにゅうだんせん
ガーベラを 一輪差し出す 入段戦

『ガーベラ』 がーべら

花言葉

「光に満ちた」「希望」「前進」
赤:「いつも前向き」「限りなき挑戦」
  「燃える神秘の愛」
白:「希望」「律儀」「純潔」
ピンク:「感謝」「崇高な愛」「思いやり」
オレンジ:「あなたは私の輝く太陽」「我慢」
  「忍耐強さ」「冒険心」
黄:「究極の愛や美」「親しみやすい」「優しさ」

1本:「一目ぼれ」「あなたは私の運命の人」
3本:「愛しています」
6本:「あなたに夢中」
100本:「100%の愛」「私と結婚してください」

※ 入段戦: 棋士採用試験 – Wikipedia

棋士採用試験(きしさいようしけん)は、日本棋院などで採用されている囲碁プロ棋士を採用する試験。

棋士採用試験に合格し、プロ棋士となることを指して日本囲碁界では「入段」と言う。そのため、棋士採用試験は入段試験とも呼ばれる。

日本棋院の制度

2019年現在、日本棋院の棋士採用の種別には「正棋士」「女流特別採用棋士」「女流特別採用推薦棋士」「外国籍特別採用棋士」「英才特別採用推薦棋士」がある。
採用年齢には制限があり、原則として23歳未満でなければならない。

<<よ>>
ようらくでまよけをねがいさんのさん
瓔珞で 魔除けを願い 三の三

<<た>>
ぺあごのはなたちばなにうまがあい
ペア碁の 花橘に うまが会い

『タチバナ/橘』 たちばな

花言葉:「追憶」

 

※ ペア碁

炬燵での ペア碁サインは 足キック             良子

ペア碁に 勝ったらしましょう パイタッチ   斜凡

ペア碁の 本当の敵は 横にいた                   一剣

せっかくの 仲が崩れる ペア碁戦        グズミ

ペア碁で 相性占い GOと出る

<<れ>>
いしとるなそっとしておけれんげそう
石取るな そっとしておけ 蓮華草

『レンゲソウ/蓮華草』 れんげそう/紫雲英 / 翹揺(ともにゲンゲ)

花言葉:

やはり野に置け蓮華草 – 故事ことわざ辞典 (kotowaza-allguide.com)

※ 石取るな/現ナマに手を出すな

周りの情勢を見ずに、目の前の小さな利益を求めようとすると、もっと大きな利益を失ってしまうことがある。

勢力や厚みは具体的に何目の地と計算できないが、 それに反して確定地を作ったり、相手の石を取れば、はっきり何目の地と勘定できる。 それを現ナマという。

将来のための投資か、目の前の利益確保か一考を要します。

周りに石が競ってくると、たまに「一手差負け」という悔しい負けもあるので、取り惜しみも要注意です。

オオヨセが 紫雲英(げんげ)ひと摘み 一面に

[あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ]

ヨセとなり ゲンゲ担いで ひと勝負      [私の幸福]

<<そ>>
そばのはなそばうちめいじんそばのこう
蕎麦の花 蕎麦打ち名人 傍の劫

ソバ(蕎麦)の花/ そば

花言葉:
「懐かしい思い出」「喜びも悲しみも」「幸福」「あなたを救う」

『そば打ち名人』(修行中)の同級生。高校のプチ同期会で振舞ってくれるシンプルなザル蕎麦は逸品。参会者の最大の目的も振舞われるザル蕎麦にあるのかも...。

ソバコウ(側劫)

現在コウの起きている周辺にあるコウ立てのこと。近所劫と同じ。
側劫と近所劫を分けて、側劫を否定的(側劫は立たず)に使い、近所劫は立つと分けていう人もいる。

例えば死活を争っているコウの際、包囲網を破ろうとするコウダテのような場合を指します。多くの場合、相手はそれに応じなければならない絶対のコウダテとなります。

このような「コウ」をめぐる駆け引きは、囲碁の醍醐味の1つです。「コウ」に関してはたくさんの種類や駆け引きが絡んで、通常下手が最も悩まされ、損をさせられる応酬ですが、「コウの恐怖」克服こそが囲碁上達の道。

コウダテ

左図の下辺のコウは黒石の死活が絡んだ大きいコウですが、次に黒が❶の左に打って左隅の3子とつながり生きてしまうと、その瞬間コウの価値がほとんど無くなってしまいます。この❶のようなコウ立てを「ソバコウ」と呼び、手抜きしづらいことが多い。

<<つ>>
ぬきあとはしろうつくしくおちつばき
ヌキ跡は 白美しく 落ち椿

ツバキ/椿

花言葉:

「控えめな素晴らしさ」「控えめな優しさ」「誇り」「気取らない優美さ」

赤:「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」

白:「完璧な美しさ」「申し分のない魅力」

ピンク:「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」

天にツバキ 因果応報 身ダメツメ 「慎み深い」

一人碁の 合わせ鏡や 寒椿 「控えめな素晴らしさ」

ヌキ跡は 白美しく 落ち椿   「控えめな美」

* 俳諧芭蕉庵再興集(1771)
「牛道も春はうつくし落椿〈龍〉」

投げ時と 知りて椿の 潔さ  「完璧な美しさ」

抜き跡に打つ時の記録方法

 【囲碁の棋譜の書き方】碁罫紙や石を取った後の読み方についても解説 | いごすけや (s-yosuke.com)

対局をしていると石を取った後の場所(抜き跡)に再び石を打つことがあります。

この棋譜は、白が12と黒一子を取り、黒が13と打って白をアタリにした局面です。この時白14は、棋譜の上の欄に「14(7)」と書いておきます。

<<ね>>
はなづけにまゆをひそめるねむのはな
ハナヅケに 眉をひそめる 合歓の花

ネムノキ/合歓木 ねむのき

花言葉:

[夢想] [歓喜] [創造力] [胸のときめき] 合歓木は夜になると葉を合わせるように閉じる習性から、中国ではネムノキが夫婦円満の象徴とされています。

ハナヅケに 顔をしかめる 合歓の花  [想像力]

素魚(しらうお)の 石打つ仕草や 合歓の花 [胸のときめき]

そのすがた人にうつすやねぶの花  加賀千代女

象潟や雨に西施がねぶの花          松尾芭蕉

雨の日やまだきにくれてねむの花  与謝蕪村

長考に その碁の西施 眠の花      [夢想]

「中国の四大美人」といえば「西施」「王昭君」「貂蝉」「楊貴妃」の4人。
この四人のうち貂蝉は実在の人物ではなく小説『三国演義』に登場人物です。

それぞれの美しさは「沈魚」「落雁」「閉月」「羞花」と形容されています。

呉の滅亡後、西施は越に戻るのですが、その後の西施については

いろいろな伝説があります。その一つは長江に沈められたという

もの、もう一つはもともと魅かれ合っていた范蠡とともに越から 逃げ出し、二人はその後幸せに暮らしたというもの。

中国の四大美人と「美」「美人」に対する意識の歴史 (chugokugo-script.net)

ハナヅケ(鼻ヅケ):日本囲碁連盟 | 囲碁用語「天狗の鼻ヅケ」 (ntkr.co.jp)

鼻ヅケと同じ。二子の頭へ単独でツケる手のこと、または二子以上並んだ相手の石の頭にツケる手

左図は『玄玄碁経』亀勢の問題。白五子を脱出させる、白1のツケが妙手。

<<な>>
なんてんのいのりつうじたうってがえ
ナンテンの 祈り通じた ウッテガエ

ナンテン/南天 なんてん

花言葉: 「私の愛は増すばかり」「機知に富む」「福をなす」「よい家庭」

「白い花」が持つ南天の花言葉

「深すぎる愛」「機知に富む」「募る愛」

「赤い実」が持つ南天の花言葉

「幸せ」「私の愛は増すばかり」「よき家庭」

難転の 祈り通じた ウッテガエ    [福をなす]

詰碁集 解いて何点? 上段か      [私の愛は増すばかり]

南天の 実を持ち歩く セキ止めに  [機知に富む]

セキ止めに 南天の実を お守りに [幸せ]

俺の碁の 最大難点 早とちり  [募る愛]

難転(難を転ずる)

※ 正月飾り

お正月にはナンテンの実とフクジュソウの花のセットで「難を転じて福となす」という縁起物の飾り付けもなされます。

※ 鬼門除け

家の庭には、邪鬼の侵入を防ぐとされるヒイラギを表鬼門(北東)に、ナンテンの木を裏鬼門(南西)に植えるとよいとされています。

ウッテガエ/ウッテガエシ/打って返し

囲碁 において 「打って返し」とは、相手の石を取る基本的な手筋の一つです。

相手におとりの石を取らせることによって、逆に相手の石の集団がアタリとなり、さらに多くの石を取り返すことが出来るテクニックです。 英語では”snap-back”といいます。

左図における黒❶黒❸の連打が絶妙の好手。難転のウッテガエシ。
これで、白9子を召し取ることが出来ます(両ウッテガエシ)。

<<ら>>
らっきょうはくさいてうつといやがられ
辣韭は 臭い手打つと 嫌がられ

ラッキョウ/辣韭 らっきょう

花言葉: 「慎ましいあなた」 「八方美人」

名前の由来: 鱗茎(りんけい)の味が辛いということから、「辛辣(しんらつ)な味のニラ(韮)」という意味で、「辣韭(らっきょう)」となりました。

辣韭の効能・効果: たかが辣韭(添え物)、されど辣韭(薬効大)

らっきょうには9つの効能がある!毎日取り入れたいアレンジレシピ7選 | TipsLand

(1) 高血圧の緩和

(2) 疲労回復

(3) ダイエット

(4) 便秘の解消

(5) ガンの予防と抑制

(6) コレステロール値を下げる

(7) 免疫力の向上

(8) アンチエイジング効果

(9) 風邪による咳やタンの解消

確かにニンニクやニラ・らっきょうなど匂いがきつい食材は食べた後の口臭が気になるものです。

りんごに含まれるポリフェノールは消臭効果があるため、らっきょうの独特な匂いも弱めてくれる働きがあります。果物のりんごがなければ、りんごジュース100%で代用すると良いでしょう。

らっきょうの1日摂取量は5粒が目安とされています。

食べ過ぎてしまうと殺菌効果が胃の粘膜を荒らしてしまい、胃もたれや腹痛・下痢などの症状がでる場合があります。

葷酒(くんしゅ)

辛味や臭味のある野菜と酒。葷は五葷、五辛(ごしん)ともいい、ニラ、ネギ、ニンニク、ラッキョウ、ショウガの類。その臭気や、それを食べることによって生ずる色欲や怒りの心を避けるため、仏教では食べることが禁じられた。中国、日本では鳥獣魚肉などをも意味する。酒は他を乱し自分の心を見失わせるので、病気などのほかは修行者が飲むことは禁止された。禅院や律院では、山門の前に「不許葷酒入山門」(葷酒山門に入るを許さず)の石碑(戒壇石、禁牌(きんぱい)石、結界(けっかい)石ともいう)を建てて、僧侶(そうりょ)が葷酒を食するのを戒める。

[石川力山]土のついたらっきょう出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)

「不許葷酒入山門」:「葷酒山門に入るを許さず」

辣韭は 臭い手打つと 嫌がられ

辣韭の 打つ時ばかりは 戦狼に

辣韭は 薄皮剝(す)かす 逃げ上手

辣韭は 薄皮残し 芯抜かれ

超ラッキー らっきょの花の フリカワリ

ハメ手とハメ手破りを囲碁プロ棋士が解説!「竜の鉤爪」

ハメ手:

ハメ手(ハメて)とは、囲碁・将棋などのゲームにおいて用いられるトリック戦法のことです。一見スキのある手を打ち(指し)、相手がそれに引っかかって欲張った手で対応すると、大きな損害を与える「罠」のような手段です。

一方、相手に正しく対応されると、ハメ手を仕掛けた方が大損害を受けることになることが多いです。にも拘らずハメ手と知りつつ着手することは、相手が格下あるいはハメ手とは知らない人であったり、勝負手などやむを得ないケースに打たれたりしますが、あまり好ましいことではないとされています。

とはいうものの、一度は『ハメ手』なるもの勉強の成果を試してみたい誘惑にかられます。

ハマリ

 正当でない相手の術策に乗ってしまい大損すること。

「ハメ手」というのは、こちらが仕掛けた手に、相手がハマればこちらが得をします。 

ハメ手破り

その代わり、相手が正しい応じ手(ハメ手破り)をすれば、ハメ手を仕掛けたこちらが損をしてしまうもので、一種の「賭け」みたいな感覚でしょうか。

<<む>>
むすかりやぼうゆうせいらくよみがえり
ムスカリや 忘憂清楽 黄泉がえり

ムスカリ/葡萄風信子(ブドウヒヤシンス) むすかり

花言葉: 「絶望」「失望」「失意」
「夢にかける思い」「明るい未来」「通じ合う心」
「寛大な愛」

埋葬花の由来:

『ムスカリは世界最古の埋葬花』とする説明については諸説あり、また記述(時代、年齢、など)の細部についても幾つもの不一致が見られます。

ここでは単に「分かりやすい、読みやすい」の理由から下記のURLを参照・要約しました。

シャニダール洞窟 – Wikipedia

イラク・シャニダール洞窟にはたくさんの埋葬跡があり、シャニダール4号(ネアンデルタール人、30歳から45歳の成人男性)の人骨の周りの土壌には花粉が集中してあったため、長年にわたり、ネアンデルタール人が埋葬のための儀式を行ったことの強力な証拠を示していると考えられてきました。

またのちの研究では、人骨の周りから採取された花粉を分析し、花の種類を検討したところ、治療効果が知られてきた植物でした。このことから、彼はおそらくシャーマンであり、シャニダールのネアンデルタール人の間で呪医 (Medicine man) としての役割を務めていたのではないかという推測もあります。

分析された花の種類の中に、ムスカリ(ブドウヒヤシンス)があったことから、ムスカリは世界最古の埋葬花も言われています。

忘憂清楽集 – Wikipedia

忘憂清楽集(ぼうゆうせいらくしゅう、忘憂清樂集)は、北宋末期に囲碁の国手とされる李逸民によって編纂された、中国の古典的な囲碁に関する棋書で現存する最古の棋書とされています。

北宋末期に、八代皇帝徽宗の待詔で、囲碁の国手とされる李逸民によって編集され、南宋初頭に印刷されました。現存する原書は北京図書館所蔵の1式のみとされています。囲碁論、打碁の棋譜、定石、詰碁などが集められ、この時代の囲碁のルールや、打ち方についての貴重な資料となっています。

元・明代にはそれほど広まらなかったが、清代の蔵書家黄丕烈(中国語版)はこの本を探し求め、1802年に華陽橋の顧珊より入手します。黄丕烈の蔵書が散逸した際に、汪士鐘がこれを得、その散逸後には常熟の瞿鏞(中国語版)の鉄琴銅剣楼が入手、これが現在北京図書館に収蔵されています。

黄泉比良坂(よもつひらさか)

島根県・黄泉比良坂:“あの世”と“現世”をつなぐ場所・・・・。黄泉とは死者の世界のこと。

詰碁集 ムスカリ過ぎて 放り出し

ムスカリの 花で碁を打つ 暇つぶし

ムスカリの 花輪で弔う 団子石