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んのはなやむしょくむこうのいっしょくご
んの花や 無色無香の 一色碁  

浄土真宗仏事備忘録

阿弥陀様とお釈迦様の違いについて 仏像の見分け方と人物像

お釈迦様

釈迦様は実在した人物で父は釈迦族の王、浄飯王(じょうぼんのう)母は摩耶夫人(まやぶにん)です。ルンビニーの園で生まれるとすぐに歩き出し7歩歩いて「天上天下唯我独尊」と宣言したと言われます。
王族として何不自由のない生活を送ってきたお釈迦様ですが、どんな人間も老、病、死からは逃れられない運命だと知り苦悩します。そして29歳の時に出家する為に城を抜け出し、装飾品などは全て捨て最下層のみすぼらしい衣服を身にまとい修行の道に入ります。
断食や自分の体を痛めつける苦行を6年行いますが、それでも悟りを開くことは叶わず、苦行は無益だということに気付いただけでした。苦行をあきらめたお釈迦さまでしたが、スジャータ(善生)という村娘に乳粥を布施され苦行で弱った体を回復すると菩提樹の木の下で座禅を組み始めます。
座禅を組み始めて8日目悟りを開き仏陀(如来)となります。35歳のことでした。 最初頑なに自分の気付いた真理を人々に説くことを躊躇ったお釈迦さまでしたが、梵天の一切衆生の救済のためにという懇願に折れ説法をして歩くことを決意します。そして45年もの間説法の旅を続け80歳の時に旅先で体調を崩し沙羅双樹の木の下で入滅します。