あさき・・ゑひもせす

<<あ>>
ごがたきもきょうみだれさきあすちるべ
碁敵も 今日乱れ咲き アスチルベ

アスチルベ/泡盛草 あわもりそう

花言葉: 「控えめ」「恋の訪れ」「自由」「繊細」

敗着: 負けの原因となった手のこと。

<<さ>>
さくらもりほんいんぼうのあゆむみち
桜守 本因坊の 歩む道

敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花 
本居宣長
朝の日の光に照らされる山桜の花。
その姿を見て「ああ美しいなあ」と感じる。この心が日本の大和心。

願はくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃
 西行法師
「願うことなら、桜の咲いている下で春に死にたいものだ。(釈迦が入滅したとされている)陰暦の
2月15日(太陽暦では三月中旬)の満月の頃に」

さまざまの事おもひ出す桜かな 松尾芭蕉
さまざまな喜怒哀楽も時節とともに恩讐の
彼方に...。

本因坊家 
 囲碁をもって生業とし、棋界最高を目指すとともに、囲碁の普及育成に貢献、数多の棋士の頂点となる象徴的存在。
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑に仕えた日海(一世本因坊算砂)を祖とする家系。江戸期を通じて囲碁四家元、将棋方三家の中で絶えず筆頭の地位にありました。
道策・丈和・秀和・秀策・秀栄などは、中でも高名である。
明治以後にもその権威は受け継がれるが、1938年(昭和13年)に二十一世本因坊秀哉が引退した際、その名跡を日本棋院に譲渡し、家元制から実力制に移行することとなりました。1941年(昭和16年)に第1期本因坊戦が開催され、現在まで続いています。

桜守
 桜の木がいつまでも元気で花を咲かせてくれるように、健康状態を見守って処置をするのが「桜守」。花や草木などの植物・岩石を生かし景観を創造する庭師や造園師、植木屋といった仕事を生業とする人のうち、特に「桜」に強い愛着を持ち何代にも渡りその育成普及に生涯を懸けている人です。
京都(日本)で有名な桜守である佐野藤右衛門という方は、代々受け継がれてきているお名前です。現在の桜守は16代目の佐野藤右衛門さんで、全国の数々の桜を手掛けられ、多くの人々に感動を与えています。

桜守 本因坊の 歩む道          [高貴]

本因坊 代々引き継ぐ 桜守      [純潔]

桜守 咲き誇らせて 本因坊      [純潔]

対峙する 烏鷺騒めきて 桜散る  「上品」

風雨なし 烏鷺対峙して 震桜(しんざくら)[おしとやか]

花冷えや 烏鷺もさすがに 静かなり    「おしとやか]

投げ時と 咲いて散りゆく サクラ花 [純潔]

碁を悟り 投げ場求めて 散るサクラ  [精神美]

縁側で 枝垂れ桜の 盤に舞い     [優美]

  桜散る 囲碁の心を 諭される         [精神美]

  夜桜が 碁会邪魔して 飲み会に        [優美な女性]

  賭け碁なら オカメ桜は ぼったくり      [善行]

サクラんし 身ダメを詰める 狂い咲き        [ごまかし]

碁に負けて また負けまた負け さくらんぼ <斜凡>

桜咲き その碁は後日 さくらんぼ [善良な教育]

<<き>>
きりのはなさんこうつくりほうおう~
桐の花 三劫つくり 鳳凰~

桐の紋章:

鳳凰伝説:

<<ゆ>>
くろひつぎしろゆりぐずみいしけんじょう
黒柩 白百合グズミ 石献上

立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花

黒柩 白百合グズミ 石献上   [死者に捧げる花]

白い棺 クロユリ献上 団子石      [呪い]

師匠の碁 カサブランカの様 威厳あり

鬼百合は ここぞとばかり 鬼手打ち   [華麗]

無謀にも 単騎突入 鉄砲百合         [軽率]

ユリ一本 マニキュアの爪 地に飢えて   
[死者に捧げる花]

大模様 張って虚栄の 赤い百合

間に合わせ 黄色い百合は 馬脚出し

トーチカに 一敗塗地の クロユリや   [呪い]

受けはシャク 手抜くとバタン 揺れるユリ

攻め過ぎて 敵の反撃 揺り戻し          [軽率]

ゆりかごに 我が子眠らせ 石の音    [無垢]

鬩ぎ合い クロユリ戻す ねじれの碁    [切望]

コウダテを 何処にしようか ユリ動く

コウダテか それとも大場か ユリ動く

夢ユリ杯 スマイルジャパン 見てみたい [栄華]

<<め>>
くろじふやすめらんぽじぅむていれらく
黒地増やす メランポジウム 手入れ楽

左上図 棋譜:黒番 種石はどれでしょう?

<<み>>
ぎょたくとりともにみせばやかいしんふ
魚拓取り 碁敵にミセバヤ 会心譜

『この花を深山で見つけた高野山の法師が、歌の師である冷泉為久(1686~1741)に「君に見せばや(見せたいものだ)」と文を添えて贈ったことに由来する』。

なかなか思い入れのある命名だと感じ入りました。

しかしながらこの記述を見て私は何ともシックリしません。高名な大納言為久卿に献花し、添え書きまでしているのに、それが和歌であったのか、詞書であったのか?和歌が添えられていたならその和歌も紹介されていてもよい筈。探してみても「君に見せばや」としか見当たらない。しかも、この僧の名前や寺名、場所も「高野山」とか「吉野山」とか混在している。調査を進めていたら、私と同じように疑問を持たれた方がおられて、出典を詳しく調べられた方がおられました。この方の調査結果が一番確かに思え、引用させて頂く次第です。

ミセバヤの名前の由来

「沈魚落雁、閉月羞花」: 中国四大美女を称する成句

<<し>>
にしにしてせきとうしぼりじんちょうげ
二子にして 石塔シボリ 沈丁花

左記石碑は、本因坊秀策囲碁記念館に隣接する石切風切神社跡地
碁盤型の台座の上に建立する本因坊秀策碑

<<ゑ>>
じょうへんをしめてえんじゅのまよけごい
上辺を 占めてゑんじゅの 魔除け請い

ゑんじゅとは
中国では、かつて朝廷の庭にエンジュが植えられていたことから、エンジュを品格の高い木、出世の木として大切にしており「末は大臣に」と親は子に期待して、大臣の位を「槐位(カイイ)」と称しました。

<<ひ>>
ひがんばなのねがいはきくがいごじんじゃ
彼岸花の 願いは聴くが 囲碁神社

花言葉:「悲しき思い出」「諦め」「独立」「情熱」「再会」「転生」

:「悲しき思いで」「情熱」「諦め」「独立」

:「また逢う日まで」「思うはあなた一人」

:「追憶」「元気な心」「陽気」「深い思いやり」

<<も>>
しもくれんひらくときにはごようじん
紫木蓮 開くときには ご用心

紫木蓮 開き過ぎては ノゾキあり       [崇高]

芽モクレン カス石よりも ダンゴ石     [崇高]

木蓮の あまりに白く 黒を圧す         [自然への愛]

木蓮や 鉄柱下す 門構                 [威厳]

やや焦げて 木蓮散れる 黒地中         [持続性]

仏心は カケルなカケよ 芽はくれん     [自然への愛]

<<せ>>
せーじならもっとちえだせりょうせんて
セージ(賢者)なら もっと智慧出せ 両先手

花言葉:「尊敬」「知恵」「救済」「慎ましさ」

「家族愛」「かかあ天下」「幸せな家庭」「長寿」

赤: 「燃える思い」
青: 「尊敬」
白・紫:「尊敬」「知恵」

セージとは

ヨセの種類

先手の種類

セージ(賢者)なら もっと智慧だせ 両先手    「知恵」

コミガカリ セージ(整地)拘る ヨセ勝負
       「燃える思い」

古も 聖人君子 碁を好む      「知恵」

囲碁始め 成人式は 良き日なり

お世辞は 囲碁の用語で 口三味線

チェリーセージ 石塔シボリに 合掌し      「慎ましさ」

<<す>>
しょうがいにわれすいせんのいっぷなし
生涯に 吾水仙の 一譜無し